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金曜日課。前日の酒が抜けてなくてぼーっとしながら一限に出たあと、例の集中講義へ。

講師は東大の川幡先生で、地質時代を追いながら人類・生物の歴史と環境の相互関係について統合的にお話された。地質や海洋などの高度な専門知識はいらない授業で私が知っている範囲でも十分カバーできたのだが、それ以外の分野について振ってくる情報の量があまりにも異次元だった。特に人類史(アウストラロピテクス・アファレンシスやホモ・エレクトスなども含)や爬虫類の生態、共生菌の話などはまったく手つかずの知識だったのでとても勉強になった。それらの生態を全て気候の変遷と相関させて説明付ける授業は圧巻であったとしかいいようがない。ものすごかった。自分も専門バカにとどまらないようにいろいろ学んでいるつもりだったが、それを相互に関連づけられる行きまで達しているものは少ない。勉強不足を痛感させられた。

夕方からは通常の授業に戻り無為に時間を浪費させられたあと帰った。寒い日だった。